コミックマーケット82 サークル「リリラバ」初当選、参加のお知らせ!

どうも皆様、前回のクルくるオフの記事から全くブログを更新していなかった哀歌です。
なるほど、たまに絵師さんがコミケ参加の時しかブログを更新してないなー、なんて記事を見かけますが、その気持ちがとてもよく分かった瞬間でした。

……まぁ、そんなことより本題を。

コミックマーケット82にて、ようやく自分のサークル「リリラバ」が初めて参加することになりましたー!
いやっほー、当選じゃー! 初めての当選じゃー!
場所は、3日目東ユ42aです!
自分だけのサークルスペースがもらえましたー!
去年の冬も一応委託販売させていただいて参加はしていたのですが、自分のサークルとして参加するのは初めてなので、やはりちょっと嬉しいものがありますね。

そんなわけで、今日本が完成したので改めて告知をさせていただきたいと思います。


はい、デザインとかセンスなくてとりあえず二つ画像を載せました的な構成ですみません……。

というわけでも、勿論今回もクルくる本!
表紙はメインヒロインの一人、エミリナちゃんでございます!

そして背面も今回は何とフルカラーイラストで、もう一人のメインヒロインのナナカをどどーんと紹介!

なななんと、こちらではお見せできませんが、挿絵は前回の「さよならリア先輩」の倍をいく四枚!
こちらはエミリナ、ナナカだけではなく、別のキャラのイラストもあったりするので、絵でも楽しめるかと思いますよ!

紙の質を上げたことで、何故か本の厚さが……

こんなことになってしまいましたが、今回は150ページくらいで、前回よりも大幅にページ数が増えました、というわけでもないです。
ただ、イラストに関しては前回よりもほぼ倍の量が入っておりますよ!


ネタバレにならない程度にあらすじを紹介致しますと、
ナナカとエミリナの恋愛模様を描いた一冊、ってことになりますかねw
あんまり喋りすぎると展開が予想されちゃいそうなのでw
あ、勿論年齢制限がかかるような内容やイラストは含まれておりませんのでご安心を!

気になるお値段ですが、前回初めて作った時は1000円というちょっと高いお値段になってしまいましたが、

今回はフルカラーの表紙イラストが倍。
挿絵のイラストも倍。
シナリオも前回よりも多い!

ということで、一冊800円となっております!

まぁあの……それでも、やっぱりちょっと割高なのは大変申し訳ないです。
こんなに長いストーリー書く自分が全面的に悪いです。
なんで150ページとかになってたんだろう……あはは……。

前回は早期購入特典としてハッピーターンをお配りしておりましたが、さすがに水分不足になりそうな夏にそんなものを渡すと逆にお怒りを買ってしまいそうなので、今回は冷たい飲み物でもサービスしようかな? と考えております。


もう一度サークルの場所ですが、
3日目東ユ42aとなっております。
遊びに来てくれたら嬉しいです!

第四回ティンクル☆くるせいだーす スターリットブレイブ対戦オフ会に関する告知。

第四回
ティンクル☆くるせいだーす
スターリットブレイブ対戦オフ会
PSSは発売したけど、俺達のクルくるはまだ始まったばかりだ!〜


『日時』
 3月3日(土)


『人数』
 一次締め切りは16名まで。
 その後、人数が24人まで増える可能性あり


『会場』
 関内のパセラ
 http://www.pasela.co.jp/shop/yokohama_kannai/


『内容』
 0次会として、クルくるの聖地巡礼を行った後、スターリットブレイブの対戦オフ会を開催します。
 0次会は強制ではありませんので、希望者だけの参加となります。


『予算』
 一人 1,800円程度


『集合場所』
 別途連絡します


『集合時間』
 11時30分(0次会参加者はこれよりも早い時間の集合となります)


『終了予定時間』
 18時00分頃


『部屋割りについて』
 参加者を二部屋に分け、各部屋の優勝者を選出します。
 その後、二つの部屋の優勝者同士が対戦し、最終的なグランドチャンピオンを決定致します。




『ルール』
 制限タイム・・・500(タイムアウトになった場合は、PSPの操作をせず幹事または副幹事を呼んでください(勝敗判定の際にバグが出現することがあるため)。)

『使用キャラルール』
 対戦オフ会は予選のグループリーグ、決勝トーナメントの二つから構成されています。
 予選では、一人三戦を予定しております。
 予選で編成していただくパーティーは、

一、使用コスト3のキャラクターを5名というパーティー×2。
二、高コストキャラ(コスト四以上のキャラ)+コスト3のキャラクターを3名+雑魚魔族orサリーorパッキーの中から一名、というパーティー×1

 となりますので、事前にパーティー編成を考えておいてください。
 この時、同じキャラクターを二度使うことはできませんので重複は避けてください。
 尚このパーティーは対戦が始まる前に予め紙に記入することになり、使用パーティーの順番、キャラクターの変更はその後一切できませんので、慎重にパーティーを編成してください。

 ※高コストキャラ編成に関して、アゼルorソルティア+リア、という編成は禁止となっております。


 決勝トーナメントに関しましては、以下の四つの限定ルールのどれかを使うことになります。
 

『決勝トーナメントルール』
 決勝トーナメントでは以下の四つの特別ルールを使用します。


1. 光、闇属性のキャラクター使用禁止
2. メーカー、電撃キャラの使用は合わせて最大二人のみ
3. キャラクター使用最大四人まで(但し、ソルティア、リア、アゼルの同時使用禁止)
4. くじ引きで引いた二つの属性の使用禁止


 最後に関してですが,属性とは防御属性を指します。また,光属性のキャラクターは特性上光1と光2に分けることとします。

・ 光1・・・リア、チェルシー、アゼル
・ 光2・・・フィーナ、ドクロちゃんソルティア、バイラス(暴走)
・ 炎・雷・水・闇属性のキャラクターはグループ分けはありません。


 尚、各部屋同士の優勝者同士の最終戦は、予選で編成して頂いたパーティーで三戦していただき、先に二勝した方の勝利となります。



『必要なもの』

ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE(必ずPSPにデータインストールを行ってください)
・フルに充電したPSP
・クルくるに対する愛情
・イヤホン(対戦中、他の参加者の方の対戦の音が気になるのであれば)


※ 予め哀歌が充電器を持っていきますが、なるべくバッテリーは残しておくようにお願いいたします。
 
※ オフ会でお手伝いしてくれる方も募集中です。お手伝いしてもいいよー、という方がいたら一緒にご連絡をお願いします。


『賞品』
 優勝者、準優勝者には素敵な賞品が……?



 わざわざ遠方から参加してくれる方も沢山いらっしゃいますので、最初に負けたらそれ以降何もなし、という事は避けたいと考えています。途中でエキシビジョンマッチを組み、参加者の皆様が沢山対戦できるようにしたいと思います。


 特別ルール、そしてくじ引きによって様々なパーティー編成が予想されるので、皆様是非ともパーティー編成を考え、戦略を練ってオフ会に臨んでくださいませ。


『二次会のお知らせ』
 オフ会終了後は、希望者のみですが一緒にお食事でもしようかと考えています。
 3000円〜3500円内のコースをご用意するつもりですので、こちらも合わせて参加希望を聞かせていただければ幸いです。
 


【注意・禁止事項】
 ※ オフ会、二次会は全て飲酒、喫煙は禁止となっています。ご了承ください。
 ※ カメラ撮影に関しては、センシティブな問題となりますので被写体様の許可を必ず取ってください。また、幹事・副幹事も被写体様の許可を得た上で撮影をする場合があります。
 ※ オフ会、二次会における、iphoneXperia等からのUstream配信は絶対にしないでください。
 ※ 対戦相手に敬意を表し、正々堂々と対戦しましょう!(対戦中のネットワーク切断はやめてくださいね)
 ※ 自分の嫁がフルボッコにされても凹まない強い心をお持ちください!
 ※ 参加人数によって、内容が変更される場合があります。予めご了承ください。
 ※ オフ会については幹事を含む、ティンクル☆くるせいだーすが好きな有志が企画したものですので、開催に当たりましてはLillian、プロダクションぺんしる、ASWは関係ありません。



 参加したい!という方は、幹事哀歌のtwitter垢(@aika936188)の方へ正式なハンドルネームと0次会、二次会参加、不参加の回答を添えてリプ、またはDMにてご連絡ください。
 申し込みの締め切りは2月17日(金)です。
 沢山の方の参加、お待ちしております!

初めてのコミックマーケットサークル参加!

まず初めに。
本日「さよならリア先輩」を購入していただきブログへいらしてくれた方へ。
記事を読むと本がより面白くなります、というのは前回の記事「冬コミ配布予定、「さよならリア先輩」に合わせた音楽について」です。
今回の記事は本日の冬コミを振り返る内容となっております。




さてさて、今回初めてサークルとしてコミケに参戦しました。
7時20分に集合して所定の場所で準備開始。
多分ありす先生のところに委託していなければ、何を持っていったらよいのか分かっておらず、とても簡素なものになっていたことでしょうw
準備自体は30分もかからず、八時前には全て終了。
ですが、その時から既にサークルチケットを持っている方々が壁サークルの列形成を始めている光景を初めて目の当たりにしました……。
サークルチケットを持っている人は、既にこんな戦いを始めていたというのか……。

まぁ、それはさておき、今回沢山のフォロワーさんがきてくださるということで、なるべく売り子をしていられるよう、開始直後にちょっと自分が行きたいサークルさんにところへ行かせてもらいました(ありす先生、僕は委託させてもらっている立場だっていうのに勝手してマジすいません……)
10時開始で本を買って即東に戻ったんですが、十分くらいでさっさと戻って凝れたんですよ、これはラッキー。

そこから初めての売り子開始!
……と思ったら、沢山の人がありす先生の「ゆるゆり」の新刊を求め、一時間もせずに完売……。
ありす先生の本気を垣間見た瞬間だった……。
マジすげぇ……。

一方の哀歌は、一番手にせれなんが来てくれてから、本当に少しずつではありましたがクルくる本を手渡していきました。
ええ、勿論先着購入特典のハッピーターンも渡しましたよ!
むしろ、クルくる本よりもハッピーターン目当てでいらっしゃった方が多かったようですね!
すげーな、ハッピーターン
次回も持っていくわ!

買ってくださった大半はフォロワーさんの方でしたが、ちらほらと見知らぬ方も手に取ってくれるようになり、挙句の果てにはありす先生と哀歌の名前を知ってる方で、且つ多分フォロワーじゃない人まで買っていってくれました。
よくイケメンって言われてる哀歌さんですよね!? とか言われたけど……一体誰だったんだろう……?
(ってか、俺イケメンじゃないんで……)

二時間程経って、立ちっぱなしだった自分は少しずつ疲労が。
でも、せっかく来てくれた方を座って応対ってあんまりしたくなかったので、その時間帯はなるべく立って「よろしければごらんになってください」と声を出しておりました。

ありす先生の新刊のように、一気に売れない哀歌の本。
ですが、着実に減っていく哀歌の本。
心優しいフォロワーさんが購入してくれていったのが多かったけど、全く知らない人もほんの少しだけど買っていってくれて。

自分が一生懸命作った本を、自分の手で渡す。
コミケの醍醐味と言われているけれど、それを体験して本当に嬉しかったです!
そしてわざわざ差し入れをしてくれる方もたっくさんいて……本当に、本当に嬉しいものなんですね!
普段は差し入ればっかりしていますけど、されるってすっごく嬉しいんですね……。
実は沢山の差し入れをいただいたので、行きと帰りの荷物の重さがあんまり変わらなかったんですよねw
ありがとう皆さん、さっそく今晩既に飲んでいますw


それから四時になってお片づけ。
普段参加して、同人誌を買って、用が済めば帰っていましたが、片付けをするのは初めて。
でも、案外手早く終わるものですね。
っていうか、コミケスタッフの方々がすごく頑張ってました。
こうして参加できているのは、スタッフの方々が裏ですごく頑張ってくれているからなんだな、と実感しました。
感謝の気持ちは忘れてはいけないですね。


ありす先生と別れて、それから船を漕ぎながら電車に乗って、ようやく帰宅。

そして……さっそく本の感想をいただけて、正直泣きそうなくらいに嬉しかったです!
ラノベ小説家を夢に頑張っているとはいえ、まだまだ実力不足の拙作だと思っています。
でも、本当にこの上ない賛辞をいただけたのがすごく嬉しかったです!
勿論、僕の作品が合わないという方もいらっしゃって、買って損したと思う人もいるのかもしれません。
けれど、楽しんでくれた人がいてくれるだけでこちらも幸せになりました!


というわけで、次回もクルくる本を作って参加したいと思うので、夏コミも参加予定ですよ!
今回は1000円という値段で本当に申し訳なかったですが、次回は700円くらいで出せるように何とか頑張りたいと思います!

まぁ、まずはサークルが当選することなんですけどね……。


今年は本当に辛い一年でした。
地震でのこと、契約を一方的に破棄されたこと、父親が癌で入院したこと。
思い出すだけで、目を背けたくなるような暗い一年でした。

でも、今日すごく楽しめたこと。
一年の最後の日にこうして楽しめたことで、来年を素晴らしい一年にする助走がつけられたんじゃないかなぁ、と思います。


ツイッターを始めて、幾度となく優しいフォロワーさんに助けていただきました。
来年はなるべく世話にならぬよう、お世話になってしまった時には感謝の気持ちを忘れないようにやっていきたいと思います。

来年もまた、僕はクルくるの応援に全力にいきていきます、ちょいちょい暑苦しいかもしれないですがw


では、長くなりましたがこの辺で。

来年一年が皆様にとって素晴らしい一年でありますよう。

よいお年を。

冬コミ配布予定、「さよならリア先輩」に合わせた音楽について。

さてさて、冬コミも近づいてまいりましたね。
初参加を飾る今回の本ですが、クルくるの楽曲と合わせて読んでいただけると原作に近い雰囲気で読んでいただけるかと思います。
もしクルくるのサントラをお持ちでの方で、音楽を聴きながら読んでみたい、という方がいらっしゃれば、是非参考にしてみてください。

以下、ページ数と楽曲について紹介します。

P=ページ L=行数

3p〜5p 3Lまで  Disc2 「わかりあえないのは何故?」
3p5L〜12p15Lまで Disc2 「ヤマトナデシコ
12p17L〜27p4Lまで Disc1 「きになるあいつは腐れ縁orはじめての小さな冒険or見た目は麗しくスマートに」
27p6L〜37p5Lまで Disc2 「背表紙に触れる白い指先」
37p7L〜51p1Lまで Disc1 「走れ!流星生徒会or気ままにSchool Live」
51p3L〜60p14Lまで Disc1 「星に願うも夢の中」
60p16L〜67p6Lまで Disc2 「Recollection」
67p8L〜73pまで  Disc1 「勇躍!流星クルセイダース」
74p〜82p6Lまで  Disc1 「星はやがて雪へと変わるだろう」
82p8L〜100p15L  Disc1 「ユメミボシ★boom!boom!-Piano Arrange-」
101p17L〜111p9L Vo.美郷あき 「さよなら君の声」 http://www.youtube.com/watch?v=SdsytTbnV5A
111p〜ラストまで Disc2 「eternal twinkle」


こんな感じですかね。
え、一曲おかしいのが混じってるだろって?w
さーせんwww でもこの曲が一番場面に合うのでございますw

ただこれは、音楽が内容を引き立ててくれる、というだけで、これを聞きながらじゃないと分からないというわけではありません。
音楽を聴きながらでも、普通に読んでみるのも、どちらでもかまわないと思います。

しかし、どちらを取るにしても必ずどちらかしかできないことです。
一度読んでしまったら展開とか分かってしまいますしね。
その辺りの判断は皆さんにお任せいたします。

自分の本を読んで、「いいお話だった」という内容であったなら嬉しいです。
「全然面白くなかった」という感想を抱いた方がいれば、それは自分の実力不足です、申し訳ありません。

もしよろしければ、ツイッターででも感想を教えてくれたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

冬コミ用クルくる小説「さよならリア先輩」完成!

ついに





ついに…………




ついに………………




クルくる本が完成しました!
じゃじゃーん!

指折り数え始めたのは二週間……。
ようやく……ようやく!
完成しましたよ、いやっほおおおおおおおおおお!

ええ、何より注目して欲しいのは表紙です!
フルカラーで、寂しさを感じさせるリア先輩のイラスト、とっても素敵ですね!
イラストを描いてくれたJAMさんには本当に感謝、感謝です!

このイラストが、おっぱいの大きさが足りない!としつこく要望したものです

内容に関しては、まぁここでは触れないでおくことにしましょう。
個人的に好きなのは、挿絵のロロちゃんですね。
それは見てのお楽しみ、ということで!

冬コミは委託参加ではありますが、3日目東ナ−09a サークル名は「Honey Pink Rouge」様のところで委託販売させていただく予定です。
フルカラーの表紙、挿絵が二枚ということで一冊1,000円になってしまって本当に申し訳ないのですが……どうぞよろしくお願いいたします。

師走

超遅いですが、コメント返し

>>ななおしさん

ええ、優勝しちまいましたよ……。
優勝したのに心から喜べないって、何なんでしょうね……。
次回参加、お待ちしております!

>>えりりん

まさかあそこで命運が分かれていたとは……。
ええい、もう実力で負けてやる(ぇ
えりりんも副幹事お疲れ様!色々ありがとうね。

>>ホタルさん

星さんは決勝トーナメントの特別ルールで負けたんですよね。
なのでガチンコ勝負していたら勝っていたかどうかは分からないですね……。
次回の参加をお待ちしております!

>>alsuさん

初めてのオフ会参加がクルくるオフだったのですね!
楽しんでいただけて、こちらも嬉しいです!
次回の参加もお待ちしております!
今度は対戦しましょう!

>>いおりょぎさん

おつありでっす!
PSSは対戦できるのか……どうかはまだちょっと分からないですねw
次も皆さんの思い出に残るようなオフ会にできるように頑張ります!

>>ねくすさん

くそぅ……くそぅ。・゚・(つд`)・゚・。
次回参加、待ってますよ!




さて、ちゃんとブログを更新したのはクルくるオフ以来ですね。
ええ、さぼりまくっててすいません本当……。

というわけでお久しぶりです、哀歌です。
なんか久しぶりにブログを書きたくなったので、綴っております。

えーなんといいますか、今年は本当に色んなことがありましたね。
ぶっちゃけ振り返っていくと暗くなってしまうので、振り返りません。
今年最後の月、12月に入ってしまいましたが、嫌な事、辛い事を全て挽回して「今年一年、色々あったけどいい一年だった」と振り返ることができるように、最後の一ヶ月も気合入れて頑張りたいと思います。


さてさて、そんなクルくる大好き哀歌でございますが、今年はなななんと!

冬コミにサークルとして参加(委託販売ですが)することが決定しました!

いやっふー! 初応募って受かりやすいとか言われてたのに見事に落ちましたが、お優しいありす先生のご好意で委託販売いたしますよー!
勿論作る本はクルくる本! リア先輩のお話となっています!
お話の内容は伏せておきますが、ムフフなシーンは一切ない健全な内容となってます! 本当です!

哀歌さんのことだからおっぱいのことをいっぱい書いてるんだろ、とか思った人は前へ出なさい

日時と場所ですが、3日目東ナ−09a サークル名は「Honey Pink Rouge」という、素晴らしき変態ありす先生のサークルさんのところで委託販売いたします!

本は来週の金曜日にうちに届く予定なので、届き次第表紙の写真でもUPしようかなと考えております。

作った自分が言うのもなんですが、イラストのクオリティは相当やばいです。
依頼した絵師さんがプロ並の腕前をお持ちなので、まぁストーリーはともかくイラストだけだったら書店にライトノベルとして置いてあっても全然大丈夫なレベルですよ、イラストだけなら!


というわけで、冬コミにいらっしゃる方はどうぞ立ち寄っていただけたらと思います。

さて、長々書くと続かなくなりそうなんで、今日はこんくらいにしておくか。

多分これから不定期に更新していこうとは思います……多分ね。

では、またいずれ

ティンクル☆くるせいだーすPSS 発売日まであと56日

幼女クルセイダース プロローグ

「はーい、完成だよっ!」
「美味しそうです、早く食べましょう!」
「ロロちゃん、慌てない慌てない」
「ぬぐぐ……咲良君! 勝ち逃げなんて認めないわ! もう一度勝負よ!」
「いや、もう準備できたって言ってるし、食事の時間にしようよ」
「そうだよ、聖沙ちゃん。ゲームは一日一時間、だゾ?」
「ま、また負けた……」
 聖沙は涙を滲ませながら、悔しそうにそう呟いた。本来はシンと聖沙も食事の準備を手伝いたかったのだが、咲良家の台所は狭く五人が同時に作業することはできないため、ジャンケンで負けた二人は部屋にあるレトロなゲーム機で対戦をしていたのである。ちなみに遊んでいたのは野球ゲーム。ちょうど試合は終了し、試合結果は8―0でシンの勝利だった。
「ヒスよぉ、このゲームをやったことがねーってのに、シン様に勝てるわけねーだろ?」
「僕の家にあるゲームで対戦ができるものっていったら、このゲームしかなかったんだよね。もうちょっと簡単なパズルゲームがあればよかったんだけど……」
「ま、負けたままで終わるなんて、私は絶対に認めないんだから! 後日、また改めて勝負を申し込ませてもらうんだからっ!」
「え、また対戦するの?」
「シン様は無駄にこのゲームをやりこんでるからな。ヒスが勝つ日はきっと何年も先のことだぜ……」
「ほーら、シン君、聖沙ちゃん、パーちゃん、お食事、始めるよ?」
「はーい!」
「今行きます!」
「もう少しゲームの練習をして、今度は咲良君に勝てるように……」
 まだ敗戦の悔しさを引きずっている聖沙はさておき、シンは食事前に一度手を洗ってから席に着いた。
 小さなちゃぶ台の上には、ナナカが持ってきた小さなカセットコンロの上にぐつぐつと煮えた鍋があった。ショッピングセンターの特売セールで買った白菜、水菜、豆腐、もやし、肉団子が狭いスペースでひしめき合い、そして中央やや左側には脂身たっぷりで肉厚のある極上の黒豚が大きな存在感を示すように出汁の中で動いている。
「こ、こんなお肉が食べられるなんて……生徒会長やってて良かったなぁ……」
「ヘレナさんには感謝しないとねっ! テストのことはぱーっと忘れて、今日は美味しい物を沢山食べよっ!」
「賛成です! 苦しいテストなんて、喉仏を過ぎたら紙一重です!」
「キー! 今になって、咲良君にテストでも負けた悔しさが生まれてきたわ!」
「さっき味見はしたから、リア先輩が味を保証しちゃうよ」
「ずるいです! 会計さん、どうして私の味見は止めたんですか!」
「いやロロちゃん……まだ煮えてない白菜を食べようとしてたでしょ」
「俺様は、リアちゃんという極上のお肉を食べたいぜ!」
「うるさい、パンダ!」
「キャピンッ!」
 試験も終わった十一月の末。こうして生徒会の皆で鍋を囲んでいるのは理由があった。
 生徒会活動にかまけていたせいで勉学が疎かってになっていると気づいたシン達は、目前に迫った定期試験を皆で勉強会を開いて協力し合うことでどうにか乗り越えた。その際、一つだけ決めていたことがあった。無事に試験を終えることができたら、シンの家で試験を乗り越えた記念に鍋パーティーをしよう、と。
 結果的に今回も無事にシンが学年一位、聖沙が二位、ナナカは平均的な数値を取り(ロロットは家の庭の木の下に試験用紙を埋めてしまったため点数も順位も分かっていない)答案用紙を全部受け取った今日に鍋パーティーは開催されることとなった。
 その際、理事長であるヘレナがシン達に一つのプレゼントを与えてくれた。それが、この鍋の中に入っている最高級の黒豚肉である。
「でも、どうしてヘレナさんは僕達にこんな豪華なお肉をくれたんだろう……?」
「日ごろから魔族退治をしていて勉強に充てる時間が少ないのに、成績を下げなかったから、なんだって。それとシン君、お姉ちゃんがこれを渡してって言ってたよ?」
「……何ですかこれ?」
 リアに手渡されたのは、黄金に輝くトロフィーだった。台座の上には、人差し指を天井へ向けて誇らしげに微笑んでいる人型の像が立っている。
「今年も一番おめでたいで賞、って言ってたよ。こんなのもらってもシン君が困るだろうと思ってつき返そうとしたんだけど……いつの間にか鞄の中に入れられてて……。その、いらなかったらいいんだよ?」
「い、いえいえ、受け取っておきます!」
「おお! これが、お前のドリルで天を突け! というやつですね!」
「ドリルなんて付いてないじゃない……」
 正直、トロフィーの収納スペースに困っているのだが、理事長であるヘレナの好意を受け取らないわけにもいかなかったので、シンはとりあえずいただいておくことにした。いざとなったら台所にでも飾っておくことにしよう。
「それよりもさ、早く食べようよっ! 慣れない頭脳労働したから、アタシはお腹が空いちゃってもう我慢の限界!」
「頭脳労働って、今日は答案用紙を返却されただけじゃない……」
「違うよ聖沙。もしかしたら採点ミスがあるかもしれないから、その辺りの計算に集中してたんだい!」
「でもナナカ……採点が間違っていて、正しい点数を計算したら実際よりも低い場合、先生に申し出ないよね?」
「勿論! だってそれは計算をミスした先生が悪いんだかんね! お店で会計する時にこっちにミスがあったら、本来の額以上に代金をもらっちゃった場合は返すけど、不足しちゃってた場合は後から徴収することなんてできないでしょ?」
「そ、それはそうだけど……」
 納得していいのやら悪いのやら微妙な例えであったけれど、既にお腹がぺこぺこなのはシンも同じだ。ポン酢にお肉を浸して、熱々のご飯と一緒に早く食べてしまいたい。
「会計さん! 試験のことは忘れて早く食べましょう!」
「そだね。ほらシン! アンタが家主なんだから、代表して言ってよ!」
「うん、分かった。いっただきまー……」
「わー、いい匂いがするー! みんなで何食べてるの?」
 と、両手を合わせて「いただきます」と口にしようとした瞬間、天井裏からサリーちゃんが鍋の匂いを嗅ぎ取ってやってきた。
「サリーちゃんも一緒に食べる? お肉もお野菜もいっぱいあるよ?」
「だね。まだまだたっくさんあるから、サリーちゃんも食べてきなよ」
「いいの! ありがとリア、ナナカ!」
 ふわふわと小さな羽根を動かしてサリーちゃんがゆっくりと降りてくる。しかし、サリーちゃんは空いていたシンの隣のスペースに降りてはこなかった。
「どったの?」
「でも、今日はオヤビンのお店で牛丼の特盛り大サービスがやってるの。だから、ここでは我慢して牛丼いっぱい食べる!」
「特盛り大サービス? それは一体どんなサービスなのかしら……?」
「ミニを頼んでも、並盛りを頼んでも、大盛りを頼んでも、ぜーんぶ特盛りにしてくれるっていうサービス!」
「それって……食べきれない人が出てくるような……」
 こちらの鍋には高級黒豚肉が入っていて、きっと牛丼の肉よりも美味しいとは思うけれど、やはりサリーちゃんにとっては何においても一番の好物は牛丼なようだ。
「それじゃあ、カイチョー達にいいものあげる! ちょっと待ってて!」
「いいもの……?」
「はいこれ! 最近全然手に入らなくなったチョーミリョーとかいうやつ!」
 一度サリーが天井裏に引っ込んで持ってきたものは、桜色の液体が入った小さな小瓶だった。シンの部屋の小さな電灯の光に照らされると、中身がキラキラと鮮やかな輝きを放ち始める。
「せっかくだから、アタシが入れてあげる! ちょえーい!」
「あ、ちょっとサリーさん!」
「あぁ……最高級黒豚肉が入った鍋が……」
「な……なんだかグロテスクなピンク色に染まってく……」
「オマケさん! 何をするんですか!」
「特別大サービス! 魔界でも滅多に手に入らないコリャーゲンDX」
「コリャーゲン……DX?」
「えーっと、それってつまり……コラーゲン?」
「違うよー! コリャーゲンDXだってば!」
 食欲をそそる鍋が徐々に甘ったるい香りを放ち始める中で、サリーは小さな小瓶のラベルをシン達に向けた。残念ながら魔界の言語で表記されていて解読はできないが、少々時代遅れのイラストタッチで女性が艶やかな表情でこちらにウインクをしている絵が描かれていた。
「コリャーゲンDXとは一体何なのでしょう?」
「怪しい成分が入っているんじゃないかしら……?」
「何せ鍋がピンク一色になっちゃったし……」
「た……食べられるのかな……?」
「大丈夫だよ! 美味しくなって若くなれる! それがコリャーゲンDXだからねー!」
 聞けば聞くほど、巷でよく宣伝されているコラーゲンと酷似しているような気がする。なるほど、このイラストが描かれている意味は、購入者に美しい美貌を取り戻させる、という意味が込められているようだ。
「効果は抜群! 魔界でもすっごく人気の商品だけど、カイチョー達にはいつもご飯とお菓子をご馳走になってるからプレゼントしてあげる! これを食べたら、ピッチピチに若返るよ! んじゃ、アタシはオヤビンのところに行ってくるー」
「あ、ちょっとサリーちゃん!」
 そう言い残して、サリーちゃんは窓を開いてオデロークの働く牛丼店に行ってしまった。
「ど……どうすんの、これ……?」
「食べたりしたら体調が悪くなったりしないかしら……?」
「オマケさんのような魔族さんには美味しくても、私達には美味しくないかもしれないです……」
「ちょっと香りに甘さが入っただけで、大丈夫だとは思うけど……」
 部屋中に食べ物とは思えない甘い香りが充満する中で、五人は素直に鍋に箸を伸ばすことができずに躊躇していた。
「うーん、でもサリーちゃんも僕達のお礼のために入れてくれたものなんだし、食べられないってことはないんじゃないかな? 魔界では人気みたいだし……」
 だが、シンは一人だけ鍋に箸を突っ込み、豆腐、白菜、そして今回のメイン食材である豚肉を取り皿へと運んだ。サリーちゃんの好意とはいえ、色合いの問題から食欲はやや減衰はしてしまったけれど、だからといって滅多に食べることのできない高級な肉を食べる機会を放棄してしまうのも勿体ないと思えたからだ。
「ま、それもそうだね。まさか、アタシ達に一服毒を盛ろうなんて考えてるとは思えないしね」
「オマケさんがそんなことしたら、何か大きな失敗を犯すに決まってます!」
「匂いはちょっと独特だけど、案外美味しいかもしれないわ」
「それじゃあ、私達も食べよう。ほらロロットちゃん、お肉ばっかり取ったら駄目だゾ?」
 胃袋が空腹を訴えていたシンを皮切りに、ナナカと聖沙も箸を鍋に伸ばす。ロロットは自分の好きな食材ばかりを取り始めていたので、隣に座るリアがバランスよく具材を取り分けていた。
「なんか色々あったけど、それじゃあ食べよう。テストお疲れ様でした。いただきます!」
「「「「いただきますっ!」」」」
 未だに潰れたままのパッキーの分は後で残しておくことにして、改めて手を合わせ、シンが代表して号令を掛けた。そして熱々のご飯が盛られた茶碗を左手に携え、いよいよメインの高級黒豚肉を箸で丁寧につまんで口へと運ぶ。
「……うまいっ!」
「おお、なんか新鮮な味っ!」
「何ていうのかしら……甘みがしつこそうな見た目をしているのに、お肉のまろやかさが引き立っているわね」
「美味しいです! これなら苦い野菜も一緒に食べられてしまいそうです!」
「ちょっと食べるまでは心配だったけど、どんどん食べたくなっちゃうね!」
「これで若返ることができるなんて、一長一短ですね!」
「一石二鳥……じゃないかな……?」
「けど、本当に若返っちゃったらロロちゃんはもっと子どもになっちゃうってことなんじゃないの?」
「そうしたら、もっともっと遊んでいられる時間が増えますねっ!」
「もう一度試験を受けることになるんじゃないかしら?」
「その時は、会長さんに勉強を教えてもらうからいいのですよ!」
「え、僕なの?」
「だって、副会長さんはすぐ怒るので勉強を教えるには向いていませんから」
「そんなことないわよっ! 咲良君よりずっと上手なんだからっ!」
「ほらほら、喧嘩しないの。お食事の時はみんな仲良く、ね?」
「はい、お姉さま……うっとり……」
「いやー、ご飯が進む! うちのお蕎麦の汁にも使えたりしないかな?」
「ああっ! 会計さん、ずるいです! 私ももっとお肉が食べたいです!」
「大丈夫だよ、ロロット。まだ台所にお肉は残ってるみたいだから、お肉がなくなったらまた煮てこよう」
 今までに食べたことのない不思議な味ではあったけれど、その美味しさに皆は表情を綻ばせた。味に関してはシンは美味く表現ができず、
「うまいっ!」
 としか言い表せなかったが、余計な能書きはいらないシンプルな美味しさがあった。リアの言っていた通り、本当に箸が止まらなくなってしまう位だ。
 サリーが持ってくる魔界通販グッズが絡むと、今までハプニングが続いていたために味が崩壊しているのではないかと不安だったのだが、どうやらそれはまったくの杞憂だったようだ。貴重な調味料を分けてくれたことには、後日改めてお礼をしておこう。
 あっという間に鍋は空になり、リアと聖沙が一度台所へ戻って、残った全ての食材を煮直して戻ってきた。そしてパッキーの分を取り分けておいて食事を再開したのだが、再び鍋が空になるのに時間はかからなかった。
「お腹いっぱいですー……」
「ロロットさん、お行儀が悪いわよ」
「でも、ついお腹いっぱいになるまで食べちゃうくらいに美味しかったよね」
「それじゃあ僕が食器を片付けるから、みんなは休んでて」
「咲良君、私も手伝うわ。食事の準備をしていないのは私と咲良君だもの」
「分かった。それじゃあ洗うのは僕がやるから、食器をお願いするよ」
「こ、これは片付ける義務があるからであって、咲良君一人に任せたら私だけ何もしていないってことになるから手伝うだけなんだからね!」
「分かってるよ。僕ら二人で片付けよう」
 シンはカセットコンロの火を止め、空になった鍋を台所へ運ぶ。そういえばこのコリャーゲンEXは油の成分が多かったりしないだろうか。一度鍋に水を張って洗剤を入れておき油成分を浮かせた方が洗いやすいかもしれない。
 それから蛇口を捻って水を張り、シンが食器洗剤に手を伸ばそうとした時だった。
「あ……あれ……?」
 突然シンの視界がぐにゃりと溶解するように歪み、急速に瞼が重くなっていく。体の力が抜け、危うくその場に崩れ落ちそうになった。流しの淵に手を掛けて体勢を維持しようとしても、下半身の力が一気に抜けていく。
「か……風邪……かな……?」
 自分の額に手を当ててみる。その時、突然シンの背後からばたばたと人の倒れる音が聞こえてきた。
「み……みんな……?」
 鉛を埋め込まれたような重い頭を動かし、居間の方を見やる。鍋を食べて終えて食休みをして体を休めていた皆が、全員畳の上に横になり眠りに落ちていた。
 一体何が。シンはずるずると足を引きずりながら倒れていた聖沙の表情を窺った。シンと同じ症状が引き起こされたのか知らないが、辛そうにしているという風には見えず、静かな寝息が聞こえてきている。
 だが、示し合わせたように全員が同時に眠るなんてことが起こり得るのだろうか。この異常事態を引き起こした原因があるような気がする。
「……もしかして……さ、サリーちゃんの……?」
 考えられるとしたら、サリーちゃんが持ってきた「コリャーゲンEX」だ。恐らくあれに強烈な眠気を起こす成分が含まれていたに違いない。
 だが、それ以上の思考を睡魔が妨害する。そしてシンもまた、その場に崩れ落ち、仰向けに寝転がった。
 眠い。その欲望は理性をも勝り、シンはゆっくりと瞳を閉じ、意識を失った。

「ちゃくらくんはわたしとあそぶの!」
「しんはまだねてるんだから、おこしたらかわいそうでしょ!」
「……ん……んん……」
 自分の名前が一際甲高い声で呼ばれた。窓から差し込む暖かな陽の光が顔を照らし、シンは薄らと目を開いていった。どうやら夜が明けて朝がやってきたようだ。まだ眠気が取れずに頭がぼーっとするが、シンはゆっくりと上体を起こして大きな欠伸をした。
「あぁっ、かいちょうさんがおきましたよ! きょうはいいてんきですから、あそびにいきましょう!」
「だ、だめだよ! こういうのはじゅんばん! わがままをいうひとはおねえちゃんがめってするんだから!」
「あっ! ぶらっくま! わたし、これであそぶ!」
「ずるい! それはあたしがさきにみつけたんだよっ!」
「うぐおおおおおっ……く、苦しい……」
「……ん?」
 そして頭を掻いたシンは、はたと気付く。どうも記憶にない四つの声が聞こえてくるのは一体何故だ。朝も早い時間からシンの家に上がりこんできた人物がいたのだろうか。
「……って、君達誰さ!」
 ようやく頭が回転を始めたシンは、誰に向けるわけでもなくツッコミを入れた。何時入り込んできたのかは知らないが、いつの間にかシンの部屋には四人の小さな女の子が好き勝手に部屋中を走り回っていたのである。
 いや、冷静に一人一人を観察してみると、どうも初対面という気がしない。パッキーを抱きかかえた女の子は、綺麗な金髪をツインテールで結っているし、その傍には小さなポニテールの髪型をした女の子が座っている。窓の外を指差している女の子は真冬の銀世界を切り取ったような透き通った髪の色をしていて、一人この騒ぎを収束させようと必死になっている女の子の頭には、少し大きな黄色い二つのリボンが目立っている。
「もしかして……ナナカとロロットと聖沙とリア先輩? いやー、でもそんなわけが……」
「りゅうせいっこのゆうぎりななかっていったら、あたしのことだよ!」
「はーい! わたしもなまえをよばれたのでおへんじします!」
「ふ、ふん! ちゃくらくんになまえをよばれたってうれちくないんだから!」
「わ、わたしだっておへんじできたもん! おねえちゃんとしてあたりまえなんだもん!」
 だが、冗談で言ったつもりなのに、小さな女の子達は流星生徒会の皆の名前に反応していた。
 シンはおもむろに立ち上がり、一度台所で顔を洗って眠気を飛ばした。そして椅子に掛けてあったタオルで顔を拭き、今一度居間の方へ目をやった。相変わらず見覚えのある容姿をした小さな女の子達がこちらをじっと見ていた。
 そして目を十回以上瞬いた後、シンはようやく現実を受け入れることができて反射的に叫び声を上げた。
「みんなが子供になっちゃった!」